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『ずるい考え方』を3つのポイントで解説【要約・感想】

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ずるいことをするには、それなりに頭のよさが必要だなと個人的に思っています。

「ずるい」と聞くとなんだか悪いイメージがありますが、たまに「頭いいな」と思う「するい」もありますよね。

 

そんなある意味 ”いい” ずるい考え方について書かれている本が、木村尚義さんの『ずるい考え方』です。

本書ではラテラルシンキング(水平思考)が、 ”いい” ずるい考え方とされています。

今回は『ずるい考え方』を読んで印象に残った3つのポイントを紹介していきます。

 

 

『ずるい考え方』を3つのポイントで解説

『ずるい考え方』を読んで印象に残ったのは次の3点です。

  • 水平思考では正解は1つでない
  • 偶然を偶然で片付けない
  • 弱者は強者を利用すればいい

一つ一つ簡単に説明していきます。

 

水平思考では正解は1つでない

ラテラルシンキング(水平思考)の定義は難しいのですが、「どんな前提条件にも支配されない自由な思考法」と一般的に説明されます。

 

ちなみに水平思考とは別の考え方に、「垂直思考」があります。

垂直思考は、物事を論理的に組み立てる考え方です。

そのため、いきなり突飛な考えは許されず、正解は1つになります。

小学校から高校で学ぶのはこの垂直思考です。

 

対して、水平思考は答えが1つではありません。

論理的な考えはいらず、実際にできるかできないかも関係ない、自由な考え方です。

現実では「できないでしょ」という考え方も「ありだね」と許されます。

 

みかんを分ける有名な話がありますよね。

「13個のみかんを3人で平等に分けるにはどうすればいいか?」

普通なら残りの1個をだいたい3等分すればいいのでは?と思います。

 

しかし水平思考は自由です。

正解の1つに、みかんジュースにしてしまう考え方があります。

みかんにも大きいのと小さいのがありますが、ジュースにすれば平等ですよね。

「みかんを加工してはいけない」という強いとらわれから自由になることで、新たな考え方を生み出せるのです。

 

水平思考を使えば、ジュース以外の答えも考えられます。

このように正解は1つでない、論理的でなくてもいい、自由に考えていい、というのが水平思考です。

 

ただし、水平思考と垂直思考は対立関係ではありません。

2つを組み合わせることで、柔軟でありながらも現実味のある答えを導き出せます。

 

偶然を見つけ偶然で片付けない

『ずるい考え方』では水平思考に必要な3つの力が紹介されています。

その一つが、セレンディピティ、偶然を見つける力のことです。

 

世の中には想像以上に、偶然で見つけられたものがたくさんあるようです。

例えば、カイロ、パン、ワイン、電子レンジなど、、、数えきれません。

 

これらは求めてできたものではなく、偶然見つけた・できた、言ってしまえば失敗です。

普通なら「失敗した、ガーン、、、」となるところですが、見つけた人は「これは別の目的で使えるかも」と偶然の失敗を偶然で片付けませんでした。

 

水平思考にはこの偶然を見つけ偶然で片付けない力が必要です。

日頃から偶然があらゆるところで起こっていても、何も感じない人と、何か応用できるのではないかと考えられる人がいます。

後者になるには、日常の当たり前のことにこそ驚き、感性を鈍らせないことが大切です。

 

日常のことに驚いていれば、知らず知らずのうちに感性が磨かれ、偶然にも気づけるようになります。

 

私は変化のない平凡な日々を過ごしているように感じていますが、これは当たり前ではないということですかね。

誰かの生活は誰かにとって珍しいものであり、自分の生活は誰かにとっては当たり前ではない。

なんだかおもしろいですね。

 

少し無理矢理ですが、本書では無理矢理でも構わない、と書かれています。

 

弱者は強者を利用すればいい

弱者は強者に勝てない、と考えがちですが勝たずとも生き残ればいいのです。

生き残る方法の一つが、強者をうまく利用すること。

強者をうまく利用できれば、強者と戦うことなく共存できます。

 

例えば、人気なカフェの近くに新しくカフェを作る。

一見となりに人気のカフェがあれば、「新しいカフェにお客さんが来ないのでは?」と考えてしまいます。

しかし人気なカフェにはお客さんが集中して激混み、長時間待ちとなれば「となりのカフェにしてみようか」と考えるお客さんがでてきます。

 

しかもお客さんがとなりのカフェにたくさん来るということは、新しいカフェもお客さんの目に触れ、知名度が自然と上がります。

特に何もしていないのにお客さんが集まり知名度が上がることほど、うれしいことはありません。

 

「人気のカフェの近くに新しいカフェを作っても勝てない」という考え方にとらわれず、その強者を利用する。

これも立派な水平思考の1つです。

 

街中で「あんな人気のお店のとなりに、認知度の低いお店作っても売れないでしょ」と思うことがたまにありましたが(大きなお世話だ笑)、こういうことだったんですね。

 

弱者が強者を利用するときには次の3つのパターンがあると紹介されていて、今回紹介したのは寄生虫型です。

  • コバンザメ型
  • 寄生虫
  • ヤドカリ・イソギンチャク型

 

『ずるい考え方』まとめ

今回は木村尚義さんの『ずるい考え方』を、3つのポイントで紹介しました。

紹介したのはほんの一部で、本書ではさまざまな具体例を取り上げながら、あらゆる方向からのずるい考え方、水平思考が紹介されています。

自分がいかに日頃から固定観念にとらわれているのか思い知らされる本でした。

 

目次

第1章 ようこそ!ラテラルシンキングの世界へ

第2章 ラテラルシンキングに必要な3つの力

第3章 最小の力で最大の効果を出す

第4章 相手の力を利用する

第5章 異質なもの同士を組み合わせる

第6章 先の先を読む

第7章 ムダなものを捨てない

第8章 マイナスをプラスに変える

第9章 ラテラルシンキングを試してみよう

 

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